藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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月経前症候群

 先日生理前にイライラしてしょうがないという20代の女性がみえた。

 生理周期的は規則的であるが、整理の予定日2週間前から不安定になり、ちょっとしたことで人に当たるという。

 むくみや乳房の張る感じはないが、頭痛や肩こりも強く、イライラの程度はかなり強く職場や友人にもあたり、その関係を損ないそうなレベルにまで達しているようだ。

 不快な症状は生理とともに消え去る。

 これは生理の周期によって繰り返される症状で、「月経前症候群」と呼ばれる。

PMS.gif
 
 症状は黄体期に現れるので、黄体ホルモン(プロゲストロン)が悪さをしているとも考えられるが、逆に黄体ホルモンの作用不足なのかもしれない。

 また黄体期における卵胞ホルモン(エストロゲン)の過剰が原因とも考えられている。

 婦人科などでは、ホルモンのバランスの異常ということで、ホルモン剤で治療することも多いようだ。

 今回いらした患者さんの特徴としては、イライラした時にずうっとお菓子や甘いものを食べている、ということもあった。

 これは不安・イライラ型の月経前症候群に多い症状で、脳内のセロトニン濃度を上げるために、セロトニンブースターである糖質を食べるというものである。

 一時的には落ち着くのであるが、糖質は反応性低血糖をもたらし、その時に強いストレス反応が生じるために、逆にイライラや不安が強まる。

 したがってこうした患者さんの場合、糖質を減らしてタンパク質や良質な脂質を食べることが、問題の解決につながる。

 また、エアロビックな運動をすることによっても、脳内のセロトニン濃度が上がり、脳の血流が良くなることにより脳の機能が安定する。

 この患者さんも他の多くの方と同様に、イライラした時に飲む精神安定剤を希望されていたが、それでは究極的な解決にはならないであろう。



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