藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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メルマガ「台湾は日本の生命線」より転載 祝・産経新聞「シナ人」広告掲載


祝・産経新聞「シナ人」広告掲載ー実はそれの意義は大きい


ブログでは関連写真も↓
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-959.html

産経新聞は十一月十五日、『シナ人とは何かー内田良平の「支那観」を読む』(宮崎正弘・内田良平研究会編著、展転社)の広告を掲載した。

実はその数日前、産経は書名の「シナ人」を問題視し、掲載を拒否していた。だがそれは「当然」だった。今日では「シナ」も「支那」も差別語であるとして、政府でもマスコミでも禁句なのだ。

「支那」は英語で言う「チャイナ」であり、決して差別語ではないのだが、政府、マスコミ自身が「差別語だ」と言うから国民も「差別語」と誤解しているところもあるのだ。

あまりにも奇妙な話であるわけだが、そこまで「差別語だ」と言い張って徹底的に使用禁止するのは、言うまでもなく中国が怒るからである。

そこで広告拒否の話が広まると、「産経までがそれでいいのか」との声が上がったようだ。そのためだろうか、このたび産経は堂々と掲載した。

これは、日本にも及ぶ中国の「言論統制」を打ち破る一つの前例となり、「快挙」と言っていい。

ところで、産経が広告したこの本こそ、そうした中国の影響力を打ち破るための、日本の国家戦略、日本人の心構えを提示する本なのである。

日本の生命線である満蒙を守るため、民間で南下するロシアとの戦争を促進したのが黒龍会を率いた内田良平だった。当時の黒龍会の活躍は、のちにGHQからも敵意を以って注目されたものだが、日本はこの対露戦争で勝利を収め、満州での権益を確保するに至ったが、その地の防衛をさらに強化するため、内田は反清革命の支援を行う。

なぜならその革命は日中連帯と富国強兵の近代国家作りを意味していたとともに、革命派のリーダーだった孫文らが支援の見返りとして、革命達成後は満洲を日本へ譲渡すると約束していたからだ。

革命派はロシアを打ち破り、中国をも防衛してくれた日本を革命のモデルとしていた。

そして内田ら民間有志の庇護、支援の結果、ついに辛亥革命が勃発し、中華民国が成立したのだが、革命派は中華ナショナリズムを高揚させて日本側を裏切り、満洲奪還のために反日に走る。

こうした予想外の中国人の裏切り行為に日本側は驚愕し、日中連帯戦略の危険性を感じ取ったが、そこで内田は戦略転換を図り、その際に政府に提出した意見書が『支那観』だった。

そこには、それまで日本の官民が同文同種と看做して親しみを覚え、同情をし、懸命に支援してきた中国人と言うものが、実は日本とは全く異なる「異種」であることを徹底的に解明するとともに、今後あるべき中国政策を建議するものだった。

その建議とは、中国人を信じて甘やかせば裏切られるので強硬に当たれと言うもの。つまり東洋平和の重要性など全く解していないので、武断的に臨み、満洲人の国家建設を手伝って、生命線を完全に確保せよと言うものだった。

そうした思想的流れの中で、やがて満洲建国が行われるが、しかし中国情報に詳しい陸軍ですら、中国人の民族性をついに理解しえず、それが大陸政策を失敗させ、結果的に日本は敗戦の憂き目を見ることになる。

そうした中国音痴の日本人のために、警鐘を鳴らしたのが『支那観』だったのだが・・・。

『シナ人とは何かー内田良平の「支那観」を読む』は、その意見書に再び脚光を当てたものだ。

何しろ中国人の民族性は、昔と変わっていない。それであるのに日本人は、昔以上に中国へは無防備だ。そして今やロシアではなく中国が、現代の生命線である台湾を攻略しようとしている。

だから日本人は今こそ、内田の戦略、思想、志、気概に学び、国難克服を志さなければならず、そうした状況下でのこの書の発刊には、まことに意義深いものがあるのである。

産経の広告掲載決意は何ともめでたく、この書の刊行に花を添えた感じがする。

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宮崎正弘・内田良平研究会編著『シナ人とは何かー内田良平の「支那観」を読む』
展転社刊、定価千九百円+税

目次

第一章 激動する中国と問われる日本人の中国観
第二章 内田良平『支那観』(現代語訳)
第三章 異文明大国・中国とどう付き合うか
     一、内田良平の辛亥革命支援工作
     二、『支那観』の文明的意義―西欧近代文明受容の日中比較という視点から
     三、内田地政学の今日的射程距離―対中論策を軸に考える
第四章 『支那観』研究
第五章 内田良平『支那観』(原文)




シナ人とは何か―内田良平の『支那観』を読むシナ人とは何か―内田良平の『支那観』を読む
(2009/10)
宮崎 正弘内田良平研究会

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