藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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メルマガ「日台共栄」より転載


【7月24日・公開質問状】NHKに対する質問と公開討論会の要請


平成21年7月24日

日本放送協会

会長 福地茂雄殿

NHKに対する質問と公開討論会の要請

貴日本放送協会(以下、NHK)が去る4月5日に放送した「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー 第一回 アジアの“一等国”」に対し、放送直後から日本国内はもとより取材先の台湾においても様々な批判が巻き起こり、NHKにもこれまでにないほど多数の抗議が寄せられていることはNHK自身が認めているところである。NHK内においても経営委員会において、当該番組の放送法違反が問われる事態となっている。放送後3ヵ月以上経つというのに、内外の抗議の声は高まるばかりである。

台湾においても、抗議と訂正を求める声が巻き起こり、「美しく正しい日本語を台湾に残そう」という趣旨で活動している友愛グループの有志80名の連名により、6月20日付で「NHKへの抗議と訂正を要望」が提出された。この中には番組出演者である藍昭光氏も含まれている。また、当該番組出演者であるパイワン族の方々からも、誇り高いパイワン族の名誉を深く傷つける内容だったとして6月21日付の文書が送付されている。さらに、やはり当該番組出演者の柯徳三氏など6名からも「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂正を求める文書」が提出されている。つまり、ほとんどの台湾人出演者が、抗議や訂正を求めているのである。

6月25日には、日本裁判史上初となる8389人もの原告がNHKに対して損害賠償請求や慰謝料などを求めて東京地裁に提訴した。原告数は今も増え続け、7月23日には9700人を突破し、間もなく1万人に達しようとしている。

7月8日には千葉県議会が「公共放送たるNHKのこうした姿勢は、公正・公平・中立の観点から放送法違反の疑いも濃厚であり、到底容認できるものではない」として、内閣総理大臣と総務大臣宛の「日本放送協会(NHK)の偏向報道に関する調査と行政指導を求める意見書」を可決している。また、台湾において日本の伝統的な短歌を詠み続けている台湾歌壇の有志60名からも、7月15日付で「NHKの偏向番組に対して抗議し訂正を要求」という書面が提出された。

さて、そこでこれらの抗議や訂正を求める声を踏まえ、ここに抗議の意を込めて当該番組などに対する疑問を質問という形で問いたい。

1、NHKは、ホームページ6月17日公表の「説明」で「柯徳三さんや蒋松輝さんから抗議を受けているということはありません」と記していた。だが、その後、番組出演者である柯徳三氏らから「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂正を求める文書」が届けられている。また、同じく出演者であるパイワン族の方々からの抗議の意を込めた「質問状」も届けられている。2つとも7月22日ホームページ更新のはるか前に届いていた。ところが、7月22日公表の「説明・追加」では「『台湾・友愛グループ』など台湾の方たちから、抗議の文書を受け取りました」と記すのみで、番組出演者から抗議文を受けていることを明らかにしていない。そこで問う。

*柯徳三氏らから上記文書を受け取っているのか。

*受け取ったのはいつか。

*ほとんどの台湾人出演者から、抗議と訂正の声が上がっている。この取材や放送は、台湾人出演者に対する「人権侵害」行為と考えるが、NHKはどう考えるか。

*台湾人、パイワン人に対する「人権侵害行為」をどう処理するつもりか。

*パイワン族の方々から上記文書を受け取ったのか。

*受け取ったのはいつか。

*なぜ番組出演者から、怒りの声や抗議文、訂正を求める文書を受け取っていることを公表しないのか。

*事実関係が違い、名誉と誇りを傷つけられたとするパイワン族出演者の声に対して、これは人権問題だと考えるが、NHKはどうのように考えるか。

*パイワン族出演者の「人権侵害」を起こした番組放送を謝罪し訂正するつもりはないか。

*7月22日公表の「説明・追加」では「パイワン族の人たち自身が当時どう受け止め、感じたかということは、『人間動物園』の事実を左右するものではありません。こうしたことは台湾の方々にとっても心地よいことでないことはもちろんですが、番組は当時の状況の中でおきた事実としてあくまでも客観的に伝えたものです」と記している。この説明で、「パイワン族の人たち自身が当時どう受け止め、感じたかということは、『人間動物園』の事実を左右するものではありません」と述べているのは、NHKスタッフがパイワン族の人たち自身の独自の世界観、伝統文化によって「感じ方」や物事の判断をする「民族自決」を認めず、または尊重しようとしない態度であり、パイワン族の出演者のみならず、パイワン族全体の「名誉と誇り」を著しく傷つけ、それを尊重しない「差別」または「差別意識」からきている人権侵害の最たる物言いと考えるがいかがか。

*この「差別」「人権侵害」の事実を認め、訂正謝罪するつもりはないか。

2、また6月17日に「抗議を受けているということはありません」と公表しながら、6月下旬に「ジャパンプロジェクト」の濱崎憲一ディレクターと田辺雅泰チーフ・プロデューサーは台湾を訪れ、柯徳三氏ら番組出演者に対して陳謝し、抗議文の撤回を求める「隠蔽工作」とも言える行為を為したという。その際、濱崎ディレクターは、自分の子供が「あれが濱崎の子供だ」等と言われて、身辺保護の必要から、警察に保護願いを出しているとも言ったという。そこで問う。

*濱崎氏と田辺氏が訪台したことは事実か。

*彼らが訪台したのはいつからいつまでか。

*濱崎・田辺両氏以外に同行者はいたのか。

*柯徳三氏らと会ったことは事実か。

*柯徳三氏以外に会ったのは誰か。

*柯徳三氏らに陳謝したのは事実か。

*陳謝したとしたら、何について陳謝したのか。

*柯徳三氏に抗議文の撤回を求めたのは事実か。

*柯徳三氏以外に抗議文の撤回を求めた人物はいるのか。

*濱崎氏の子供が「脅迫」めいた脅しにあっているのは事実か。

*濱崎氏が、警察に保護願いを出しているのは事実か。

3、さらに、濱崎・田辺両氏が帰国した後で、屏東県の高士村に番組出演者などを訪問したNHK台湾支局員と名乗る人物が、パイワン族の方々が提出した「質問状」について、自分がNHKに届けると申し出たという。幸いにも「質問状」は提出した後だったので、その手に渡ることはなかったという。そこで問う。

*NHK台湾支局員と名乗る人物が高士村を訪問したのは事実か。

*いつ訪問したのか。

*NHK台湾支局員とは誰か。

*このNHK台湾支局員に同行者はいたのか

*パイワン族の誰と会ったのか。

*自分がNHKに届けると申し出たというのは事実か。

4、当該番組では、パイワン族の方々が登場する場面で、「展示された青年の息子、許進貴さん」というナレーションとともに許進貴氏が写され、次に画面は右に移動し、女性の声による「悲しい」という日本語とともに、「そして娘の高許月さんです」というナレーションが流れる。そして、高許月妹さんがパイワン語で話す場面は字幕で「悲しいね。この出来事の重さ語りきれない」と映し出される。次に、画面は高許月妹さんを写したままで、男性の声による日本語で「悲しいね、語りきれないそうだ。悲しい、この重さね、話しきれないそうだ」との声が流れる。放送を見ていた視聴者は、先に息子の許進貴氏が写されたので、この男性の声は当然許進貴氏の声だと思って聞いていた。他に男性の映像はなかったからだ。ところが、7月22日公表された「説明・追加」によると、これは通訳の声であり、「許進貴さん、高許月さんの親戚にあたります」と説明している。しかし、番組ではこの声が通訳の声であるとの説明は一切ない。通訳を務めたと説明する方の名前も「資料提供」などの中にもない。そこで問う。

*この通訳とは誰か。

*なぜ字幕で通訳者の声であることを断らなかったのか。

*通訳の方の名前を、なぜ「通訳」または「協力」または資料提供やコーディネーター等の名称で、番組終了時のスタッフタイトルで紹介しなかったのか。

*通訳の方はこの兄妹の「親戚」という説明は事実なのか。

*撮影はどこで行われたのか。許進貴さん、高許月妹さんの家で行われたのか。それとも「通訳」の家で行われたのか。「通訳」としたら、なぜ「通訳」の家で行われたのか。

*通訳という役目ならギャラが支払われたはずだが、支払われたのか。

*通訳のギャラは、パイワン人ということで「差別的」で不当に安いギャラではなかったのか。

*「協力者」扱いの物によるプレゼントなどで、通訳としてのギャラを誤魔化すことは、パイワン族に対する差別の典型例となるが、物のプレゼントだけで誤魔化さなかったか。

*1日の通訳ギャラはいくらで、何日間分支払われたのか。

*通訳の名前をタイトルに入れなかったのは、パイワン人差別と考えられても仕方ないが、どのように考えるか。

5、当該番組では、パイワン族兄妹の妹の姓名を「高許月」と説明し、7月22日公表された「説明・追加」でも「高許月」としている。しかし、先に届けられたパイワン族の方々からの「質問状」では明らかに「高許月妹」と記している。日本文化チャンネル桜の取材でも「高許月妹」であることを確認している。そこで問う。

*パイワン族兄妹の妹の姓名は「高許月」で間違いないのか。「高許月妹」ではないのか。

*なぜ「高許月」と表示したのか。もしこの姓名の表示が間違っていたとしたら放送で、どのように謝罪・訂正を行うのか。

*パイワン族高士村への取材は何日間だったのか。

*このような出演者の名前すら間違い、通訳の名前もタイトルに入れない、このようなパイワン族に対する「人権侵害」ともいえる安易な取材と制作は、パイワン族をNHKこそ「人間動物園」とみるがごとき、無意識の「差別意識」からきていると考えられる。その点を訂正謝罪するつもりはないか。

*パイワン族出演者とパイワン族全体の誇りと名誉を傷つけたことはパイワン人出演者からの文書でも明らかであり、このパイワン人の心を傷つけた「人権侵害」を謝罪するつもりはないのか。

6、最近になって、「NHK中国総局の男性職員が買春を行って北京の公安当局に拘束されたが、もみ消し工作を行って密かに帰国させたようだ」というNHK内部からの告発があったという。これについて「事実関係を問いただしたい」と放送した日本文化チャンネル桜の水島総代表取締役にはNHKの米本信・広報局長名で、「全くの事実無根」として抗議と謝罪・訂正を求める7月22日付の文書が届いている。当方には複数の同様の内部告発がされている。起こった事件の月日も、当事者の名前も特定されている。そこで改めて問う。

*NHKは改めてこの「買春問題」を再調査してみるつもりはないか。

*本年五月に中国総局において突然の人事異動はなかったのか。

*日本文化チャンネル桜の番組では、内部告発の内容を説明し、こんなことがあるなら由々しきことだと述べ、公開質問状でNHKに問いただすと述べている。日本文化チャンネル桜に謝罪と訂正を行うつもりはないか。

以上、この質問に対する回答期限は7月31日までとする。

なお、先にNHKは、日本李登輝友の会からの公開討論会の要請に対して「番組内容が偏向していたり、事実関係に間違いがあるとは考えて」いないので「公開討論会」の要請には応じない旨を回答している。

だが、1万人近い原告団のNHKに対する集団訴訟やこれほど多くの抗議や疑問に対して、公共放送としてホームページなどで一方的に説明するだけではもはや済まなくなっている。まして台湾の出演者の抗議や訂正要求にも誠実に答えず、パイワン族の「名誉と誇り」を傷つけた差別と人権侵害は許しがたいものである。

そこで、ここに公開の場において当該番組を検証する討論会の開催を要請する。この要請に対する回答期限は7月31日までとする。




       日本李登輝友の会会長 小田村四郎

       「NHK『JAPANデビュー』」を考える国民の会代表 水島  総

       草莽全国地方議員の会代表 松浦 芳子

       台湾研究フォーラム会長 永山 英樹

【連絡先】日本李登輝友の会
〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A
TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101


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