藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より転載  中国の地方銀行から悲鳴が聞こえてきた

 昨日は中国の玩具メーカー、じつに52・7%が倒産、残りも近く倒産を予感、というニュースが流れておりましたが、いよいよ地方銀行も破綻しそうな状況が近づいているようですね。
 「グローバリズム」は、人間から時間と空間と余裕とモラルを奪い、頼みの綱である「金」を最後に奪い取るのでしょうか。
 来年はアメリカのプライムローン危機が訪れるという噂も流れており、日本の地方銀行もかなり影響が出るのでは?という話も聞きました。
 灰色の男たちから時間を守ってくれる「モモ」は現れそうにありません。一体どうなることやら恐ろしいことです。うつ病が増加することは確かでしょうが、新型インフルエンザの流行が無いことを祈ります。

 この危機的状況の中での年内解散はなくなりそうで、とりあえずよかったですが・・・・。

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中国の地方銀行から悲鳴が聞こえてきた
   四大国有銀行も株価急落、地方銀行は不良債権の荒波に茫然
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 経済状況の悪化によって中国の中小の銀行が危機に直面している。
地域活性化のために中小零細企業に貸し付けを展開してきた地方銀行が相当数、中国に存在する。
そのなかでも大手は「上海銀行」「南京銀行」「杭州銀行」など著名な地方銀行もあるが、地域密着型の、日本で言う「信用金庫」「信用組合」のたぐいは8500行ほどある。加えて125の都市には、その地域の商業銀行がある。

 華南から浙江省にかけて、アパレル、雑貨など輸出産業は対米輸出激減で倒産が相次いでおり、銀行に取っては貸し倒れになる。
現実に繊維メーカー大手の「江龍集団」と「フェロチャイナ」が倒産し、膨大な不良債権が積み重なった。
「浙江省の企業の20%が経常利益赤字転落、寧波銀行に至っては金融引き締め政策に遭遇したあと90日間の貸し出しが全体の53%という短期勝負にでている」(ロイター、香港発。10月16日)。

福建省の工業銀行は貸し出しの15%がデベロッパー向け、全体的に「中国の銀行の住宅ローンは7%以下だから、米国ほどの住宅金融危機にはならない」などとする楽観論があるが、貸し出しのなかのデベロッパー向けが、住宅ローンよりも巨大であるポイントが見逃せない。

 地方弱小銀行がもっともおそれている明日のシナリオとは、急激な世界的資金不足、株価暴落が引き起こした経済活動の縮小により、中国が直面するのは急激で大幅な信用の収縮。銀行そのものの倒産である。
 
 一方、借り手側の中国人の心理とは「危なくなれば踏み倒してトンズラさ」。この心理は欧米や日本の企業家の倫理とまったく異なるのである。
    ◎


****** ▼ 追記記事 ▼ ******

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(読者の声1) 今週の『週刊朝日』で宮崎さんの南京ルポを拝読しました。南京にある例の「300000虐殺記念館」リニューアルに関してですが、日本が抗議してきた三点の偽物写真は撤去された。けれども、残りはそのまま、展示パネルが増えて、以前より洗練された反日宣伝の場になったという報告にやはりそうか、と衝撃です。
 いや、それにしても朝日新聞社系列の週刊誌が、よくまぁ朝日新聞路線とは反対の立場の宮崎さんを登場させたものと、そのことにも関心があります。
  (NY生、名古屋)


(宮崎正弘のコメント)週刊誌は二頁の狭いスペースに書ききれないことが多く舌足らずは否めませんが、発行部数が多く、また週刊朝日の読者がどのような反応をするかも、見極めたいと思います。
 なお、もっと詳細の報告は、『正論』の11月1日発売までお待ちください。



  ♪
(読者の声2)貴誌通巻第2348号にTK氏が(読者の声1)で、
(引用開始)「素人判断で恐縮ですが、米国のバブル崩壊と日本のバブル崩壊は原因の背景が違っている様な気がします。日本の場合は飛行機が急上昇して失速したのが墜落の原因で、言わば株価の粉飾の様な物と想うのですが、米国の場合は一般大衆へ不要で、収入を大幅に上回る法外な押し付け貸し出しが起因していますので、金融機関に公的資金を投入したからといって消費が伸びる訳ではありません。だから大衆層の購買力が付くまでは、金融機関に公的資金を投入しても一時凌ぎの効果しか期待できず、本格的な株価の上昇にも繋がらないし本格的な不況はこれからだ、と思っています」(引用止め)
と書かれました。
これは的を射ています。
ただし、「大衆層の購買力が付く」のは相当先のことでしょう。なぜなら、今までの借金ベースの購買力では、また同じことの繰り返しになります。今は本物の購買力が必要です。
そのためには、今まで以上に働いた上で、贅沢な買い物をせず、稼いだ金で借金を返す必要があります。
その生活に数年間耐えて借金を返済した後、初めて購買力が伸びてきます。欧米の大衆がそれに我慢ができるかが問題です。
我慢できなければ、我慢せざるを得ないような経済・社会状況になって行き、かえって長くその状況が続きます。
つまり失業率は低くないの好景気という気がしない。
働けど、働けど豊かにならないという状況です。まさに、働くこと自体に喜びを見出す日本人向きの状況です。

ところでこんな世相にぴったりの話を読みました。
松方財政と呼ばれるデフレ政策の行なわれていた頃のことです。「サンデー毎日昭和14年11月19日号に載った記事です。
以下に一部引用しながら要約を記します。

明治17年2月、明治政府は全国の暴力団に手入れを行なった。当時は堅気になっていた清水の次郎長も捕らえられ、薩摩の奈良原出身の大迫貞清が、懲役7年、罰金400円を科した。
2年で仮出獄となったが、それからまもなく、当時鉄道局長であった奈良原繁が清水にやってきて、川口という料亭に次郎長を招いて、言った。
「どうもお上の手落ちで、貴公にはひどく迷惑をかけて済まぬ。これまでのことはあっさり水に流してもらいたい。それについて親分、その時の埋め合わせといっては変じゃが、東海道線の工事を請け負ってくれんかね。金がなければ心配してやる。仕事は他人にさせても差し支えないのじゃ。親分も少し楽に暮らせることになると思うが。」
奈良原は、次郎長に五、六十万の利益を握らせようとしたのだった。けれども、次郎長は即座に、「他人に汗水を流させ、自分だけが楽に儲けるなんて、そんな大それたことは、この長五郎は大嫌いだから、他人にやらせておくんなせえ」と、あっさり拒絶した。また、投獄されたとき、獄中では非常に好遇をうけ、百人ばかりの囚人を使って、天蚕を飼い、それから山繭を取ったりして、産業のため尽くす心がけを失わなかった。

大東亜戦争終了後、ソ連軍に捕まりタジキスタンで労役に服した日本兵が造った建物がいまだに立っているそうだ。
いかなる時でも、いかなる不当な状況でも真心を込めて努力することを日本人が忘れなければ、今後の日本には明るい将来が開けてくることを確信している。
   (ST生、神奈川)


(宮崎正弘のコメント)タジキスタンも、ですか? ウズベキスタンのサマルカンドやタシュケントの立派な建物は、殆どが日本兵が酷使されて建てたもの。ロシアの地方都市にあるオペラハウスも日本兵の関連したものが多い。その幾つかを見たとき、不思議な感動がありました。過労と極寒と栄養不足で7万人が、死んだのですから。
  ◎

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