本日の当ヤブークリニックの主な感染症の傾向です。
1.感染性胃腸炎                4人
2.溶連菌感染症                4人
3.水痘                      2人

 だいたい以上のような感じだったと思います。
 溶連菌は依然として多い印象です。
 水痘がヤブー的には流行しているようです。

 今年の手足口病はウイルスの坩堝から新型手足口病が持ち込まれる可能性があるので、
 続けてご用心してください。
 極めてアンバランスな発達をした国の悲劇は続いており、誰もどうすることもできない様相を呈してまいりました。
 「チャイナリスク」は本当に恐ろしいものです。
 やはり適度な領土の広さと、適度な人口、そして適度な民度が大切です。

 今日みえた中国出身の患者さんが、「日本人は救助の手を差し伸べようとしてくれて、本当に優しい。それに引き換え、それを断る中国政府はおかしい」と話していました。

 その後のニュースで、中国政府が結局「受け入れる」ことになったそうですが、「塩」を送っても送る甲斐の無い国ですからね。
 苦しんでいる少数民族の命は出来れば何とかしたいものですが・・・。

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 増派兵士五万のうち、三万人はダムの決壊防止目的である
  都江堰上流の紫坪舗ダムが決壊すれば、都江堰市一帯は水没の懼れ
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 四川省大地震の被災現場へ人民解放軍の増派兵士五万のうち、じつに三万人は犠牲者救助目的ではなく、ダムの応急工事と決壊防止のために派遣されたとNYタイムズが伝えた(15日付け早版)。

 またプルトニウム型核兵器製造工場が付近にあり、被災状況は機密扱い。この核兵器工場にも部隊は急派された。
 落下傘降下のための空挺団は豪雨をついて、文川周辺に落下を強行したが、四名が死亡、十名の兵士が行方不明と多維網が伝えている。

 人民日報は四川省全体で51のダムが亀裂を生み、いくつかが危険だと認めた。

 また人民日報ネット版5月15日付けは、
「紫坪舗ダム、都江堰下流、成都平原の安全の確保を目標に、紫坪舗に現場対策指揮本部を設置した。 都江堰水利施設は紫坪舗ダムの下流に位置するため、紫坪舗ダムに安全上の重大な問題が生じた場合、都江堰水利施設と都江堰市も水没の危機に瀕する」
としている。

この紫坪舗(ジーピンプ)ダムは建設に多くの環境保護団体が反対し、国連でも問題か、世銀は融資しなかった。数年前から曰く付きのダムである。

 博訊新聞網(5月15日)は、それどころではなく、紫坪舗ダムはすでに発電施設はすべて機能停止、ダムに亀裂が入っており、避雷針は倒壊している。
中国の著名な地震学者・氾暁針は、「紫坪舗ダムは極めて危険、上流に余震が続いて山崩れ、土石流などが起これば二週間以内に亀裂が膨らみ、ダムは決壊する懼れがある」と警告している。
 

 ▲最悪の被災地、文川はチアン族の農業地帯

 さて旅行の記録を調べたところ、小生は都江堰に二回、そして被害のもっとも酷い文川には、成都からバスに十三時間揺られて九寨溝へ行ったおり(06年六月)に通過していた。

 記憶を蘇らせると、急坂が崖道、そのすぐ脇が泥まみれの急流。狭い道路をバスは70キロから80キロのスピードで猛烈に登攀し、河川流域に住むチアン族が、川エビ、川砂利を工夫して川縁や中州に収集し、その川砂が、建築ブームの生コン需要のため、かれらの唯一の産業とみた。
セメント工場と煉瓦工場が散見、ほかにこれという産業はなかった。
 一面は段々畑、水牛。農作業はトラクターは稀で、人手に頼っていた。(嗚呼、あの少数民族の素朴な人々が犠牲になったのか!)。

(注「文川」の「文」はさんずいがつきます。発音はウェンチュアン )

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 宮崎正弘 全著作一覧 (これまでの128冊の著作リストを閲覧できます)
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以上引用




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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成20年(2008年)5月15日(木曜日)
      通巻第2188号 
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 追加五万の軍隊を被災地に派遣、しかし国民の不満は相当に根強い
  四川省被災地に一番乗りは「中央電子台」。情報操作が明瞭
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 NYタイムズの記事をみて首を傾げた。
「いち早く現場から報道しようと、中国の歴史始まって以来、規制のない報道が続き、温家宝首相の現場での陣頭指揮が目立つ。『軍が諸君らを助けに来る』と温首相は激励しながら、軍指導部に強く命令している。『早くやれ、可能なコトはすべて迅速におこなえ』。ミャンマーの救援隊受け入れ拒否と対照的である」(5月14日号)。

 この記事を書いたアンドリュー・ジャコブ記者は、北京からテレビをみて記事をものにしているようだ。
現場で本当に何が起きたかを見ていないのではないか。

 国営「新華社」と「中央電子台」は温首相と軍の活躍しか放映していない。
 英雄的な救助活動、孤立していたチベット族とチアン族の多い「文川」への一番乗りの軍とヘリコプターの活躍。30時間ぶっとおしで歩いて駆けつけた軍が「英雄」らしい。
 目的は明らかである。
北京五輪を前に『愛国主義』に、災害救助を転用しているのだ。

 疑問はネットの書き込みから上がった。
 「こんなときに聖火リレーを派手にやるのは恥ずかしくないか」「外国の援助を受け入れるべきではないか」。
 もとより第一報の映像は成都大学の学生寮が揺れる映像で、学生が写メールから流した。ネットは「当局は一週間前から地震を予知していたのに知らせなかった」という投書も目立ち、軍の英雄的救援活動を激賛する「やらせ」の投書の間隙をぬって、頻々に掲載されている。

 

 ▲日本のテレビが以外に活躍した

映像の断片が或る事実を物語る。
 「怪我をした身内を抱える夫人が軍に『早くやれ(救援を)』と怒鳴っている。(ということはテレビのいないところで軍は動いていないようだ)
 「荷物を貨車につみこむ映像では、チンタラ、渋々作業している兵隊が映し出されている」

 日本と台湾のテレビが現場へ直行しての大活躍は、国営新華社や中央電子台の、制御された情報操作の情報を越えた。
 共産党中央宣伝部はにがにがしい思いだろう。

 各社、どういうルートを使ったか、軍隊と同じくらいのスピードで現場に到着して中継を始めた。
中継車ではないから画像は不鮮明だが、倒壊した家屋、ビル、病院の阿鼻叫喚、収容所の炊き出し風景。
そのどこにも軍の活躍がない。医者、看護婦と民間ボランティアが忙しく立ち回り、日頃住民に威張っている共産党員らしき姿もない。

 それでも評価すべき変化はいくつかある。
 SARS騒ぎのおりに中国は、情報を一切隠して、そのために伝染病は世界各地へ広がった。
SARSを告発した医者を中国はいまだに軟禁している。
 世界のメディアが、こうした類いの情報隠匿を非難した。

AIDSを告発した女医も、河南省で軟禁状態にある。AIDSの実態は、いまも伏せられている。

 1976年の唐山地震は、当初から完全に情報を伏せた。いまもって犠牲者の数が分からず、最近は少なめの24万人説を流している。

 北京五輪の聖火リレーでは世界各国の“歓迎”風景と巨大な五星紅旗の林立で『愛国』を煽り、胡錦濤の訪日は天皇陛下がホテルに見送りにきた場面を特筆した。
 愛国、愛国、愛国。いったい毛沢東思想に代替できるかのように愛国を吹聴したが、民草は立ちあがらなかった。

 四川省地震は隠蔽のしようがなかった。
ならば、愛国の旗を高らかに掲げて政治宣伝に転用し、大いに利用しようとした中央情報宣伝部の指令書の存在がばれた。それを伝えたのが日本の親中派のメディアだった。


以上引用


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