2007年09月11日 21:46

(図は『有事戦略研究会』からお借りしました。)
いわゆる中国は年がら年中戦争ばかりやっている国で、本当のことや立派なことを言った人は次から次へと殺されて現在に至った。
それでも古の時代にはまだ聖人君子も居たとされる。あの孔子に君子たるべき4つの資質を備えていると評された「子産」もその1人だ。
『平成』という元号の名付け親である碩学「安岡正篤」は、子産について以下のように言及している。
本当に己が信ずる立派な政治を行おうとすれば、利己的で放縦な民衆、またその民衆の中にあっていろいろ私利私欲を恣(ほしいまま)にする勢力と必ずぶつかる。やがて圧力団体からの脅迫行動・暴力行動などが続出して、この時大抵の政治家は参ってしまう。日本でも戦後の政治家・内閣などをみればよく分かる。みな反対勢力に弱く、巧妙に戦術的に行われると歯がゆいくらいに弱くなり、この時大抵の政治家は参ってしまう。それを子産は毅然として戦い抜き、然も次第に認められ、逆に感激されるように持っていったというのは、よく出来たものだと感心する。いかに偉かったか、いかに勝れておったかがよくわかる。これをみても政権は持続ということが必要で、短命政権ではいけない。
私は政治に関心が無いし、権力欲もない。テレビや新聞も観ないので、世間の動きには疎い。
それでも色々な患者さんが来院し、診察の合間の余談で政治談議を教えてくれる人も居る。
ある人曰く「安倍総理は親の代からの負の遺産が多すぎる。統一教会との関係もある。」
またある人曰く「安倍総理自身は元より坊ちゃんで、その周りにはろくなブレーンが居ない。」
そしてまたある人曰く「安倍総理には本当にがっかりした。総理になる前に言っていたことと、なった後にしたことは180度異なる。」
しかしたまに評価する人も居て「教育基本法や防衛庁の省昇格、憲法改正に必要な国民投票法案の成立など、正に国家百年のビジョンの根幹を為す法案を次々と成立させた、途轍もない総理だ。」などと言う。
私は以上の意見のどれが本当か分からないし、政治は結果で評価されるから、時間の経過を見なければならない部分がある。
立派なことや綺麗なことを言うだけで評価されるのであれば、「社会党」や「共産党」に勝るものは無いわけであるが、彼らの言うとおりにしていたら今頃日本は無くなっていたであろう。
またマスコミや大衆が如何にいい加減であるかは、日露戦争の後の「日比谷の焼き討ち事件」などを見ても分かる。
ついこの間の参議院選挙も、毒菜騒ぎの中国の友人に笑われたぐらいに、「国民の良識を問う」はずの選挙が、「年金問題、大臣の不祥事、絆創膏を問う」などの、実に次元の低い選挙になったのは記憶に新しい。それもこれも低レベルのマスコミと目先の小利に踊る大衆のお陰である。
6年前の今日9月11日に起きたアメリカの同時多発テロ事件後、アメリカは対テロ戦争としてアフガニスタン戦争とイラク戦争を行うことになる。
このテロに関しても、「アメリカの自作自演である。」という噂を教えてくれる患者さんも居るが、藪の眼にはそんな世界の真相など分かるはずも無い。
テロが起きた原因やアメリカの始めた戦争に関しても、様々な意見があるだろう。
しかし戦争をする自由と権利も認めらず、核兵器ひとつもてない日本としては、現時点ではしぶしぶ「アメリカ」の立場を認めてやるしかないだろう。
そして一旦認めたなら、急に手の平を返せる力も無いのであるから、醒めて踊るしかないではないか。
大義があろうがなかろうが、結果的に自衛隊が日本のシーレーンを行ったり来たりして、あそこをいつまでも実効支配し続けるのが明日の日本の飯を保障するのだろう。
小沢にしろ民主党にしろそんなことは分かっていて、この機に乗じて自分達の立場を有利にしようとごねてみる。
今のところアメリカの手先になるか中国の手先になるかと問えば、どちらも嫌だがしぶしぶなら大半の人はアメリカの手先を選ぶだろう。
昨日の安倍総理の所信表明演説の真意とその結果が明らかになる頃には、藪の眼はとうに閉じているかもしれない。
この世は清濁を併せ呑まねば生きていけない嫌なところである。
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