
「シオン賢者の議定書」という、秘密権力の世界征服計画という触れ込みの文書がある。これは最近ではロシア秘密警察が捏造したという説が有力になっているようだ。
第二次世界大戦当時のドイツでは、国民の熱狂的支持で選ばれたナチス労働党の党首「アドルフ・ヒトラー」が、反ユダヤ主義の根拠としてこの議定書を積極的に利用した。彼は「内容が真実か嘘かなどはどうでもよい、この文書が存在するという事実のみが重要」と述べ、最終的にホロコースト・ジェノサイドを実施した事で知られる。
このようなジェノサイドは独裁的政治体制下では起こりやすいが、旧ドイツのような民主政治体制下でも起こりうる。他に前者の例としては、スターリンの農業政策による1000万人餓死、カンボジア解放軍のポル・ポトによる100万人以上の粛清、中国共産党の毛沢東らによる1000万から2000万人以上の虐殺などがある。また太平洋戦争の折に米国が日本に行った焼夷弾を含む大空襲や原爆投下は後者になるだろう。
日本も日中戦争(支那事変)の時、旧日本軍が当時の中国の首都「南京」を陥落した折に、いわゆる南京事件(南京大虐殺)を起こし20万人を虐殺した、と東京裁判の時から米国などから言われた。しかし南京事件があったとされる1937年当時にも国際的にまったく騒がれず、極東軍事裁判(東京裁判)の時にも伝聞証言の証拠しか提出されていなかったので、20万人という数は米国が空襲と原爆で虐殺した日本人20万人と帳尻を合わせるための政治的なものだろうという識者の意見もある。
その後すっかり静まっていたが、1971年日中国交回復直前に、本多勝一氏の「中国の旅」という朝日新聞の連載記事が載ることにより、いわゆる「
南京大虐殺論争」が始まった。
この問題はかたや中国側からの数字が30万、40万と膨らんだり、通常の戦闘行為以外は無かった、という「まぼろし説派」までおり、いまだ決着は付いていない。しかし未だあいまいな状態にもかかわらず、小学校の教科書にはっきりと「30万人」という数字まで載せてあるものもある。
このブログの写真が載っていた「週間新潮」によると、何でも今年は南京陥落70周年で、中国とAOLが昨年謎の自殺を遂げたアイリス・チャンの「レイプ・オブ・ナンキン」を種本にした「南京」などを中心に、7本の映画で一大キャンペーンを行うという。
一方「映画には映画を」と、日本国内では映画「
南京の真実」を製作してこれを迎え撃つようである。
南京事件の決定的な物的証拠は未だ無いが、テレビや映画などの画像を観ると真に受ける人が多いので、いろいろ作ってみるのもいいだろう。
血を見るとすぐに卒倒しそうになる私としては、どちらの映画も多分観ないだろう。
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