
次女が8年くらい飼っていたアポロとルークという2羽のセキセイインコがいる。
彼女は鳥使いで、勉強しながらよく手の甲にインコを乗せては、シャープペンシルで鳥たちをあやしていた。下手をすると勉強をする時間よりも、鳥と戯れている時間の方が長かったくらいである。
しかし鳥たちのお陰か、3人の真ん中という微妙な立場のストレスを回避し、明るくやさしい娘に育ってくれた。(私がよく言う、「他人の眼にはただのお多福」かもしれないが。
)その次女も去年から家を離れて大学生活を送っている。
老いた鳥たちは老妻と一難と共に置いていかれた。
ルークはアポロにも毛を毟られ、自分でも抜く癖があるために、胸は鳥肌が見え、頭はハゲタカのようであった。
それでも何年も生きていたが、今晩かごを覗いたら、冷たい亡骸となって横たわっていた。
桜の木の下に、3人で埋めて般若心経の一部を唱えた。
家に入り一羽になったアポロの方をよく見たら、上嘴が長く伸びた状態になっていた。
餌と水はやっていたのであるが・・・
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先日書いたように、昨日で「弱小菊池クリニック」が閉院になり、本日から「弱小医療法人まゆき会 菊池クリニック」となった。
宝くじの一等前後賞が当たったわけでもないので、何も変わったことはない。経理事務は煩雑になるようである。
別段めでたくも無いが、節目は大切であるから、お茶の時間に紅白饅頭をスタッフ皆で食べた。
これは患者さんのお店に頼んだもので、白アンがたっぷり入っており旨かった。
ついでながら、先ほどX君の合格に捧げた花は、スタッフ一同から戴いた花である。
宝くじには遂に恵まれなかったが、スタッフと患者さんに恵まれて10年間腹をすりすりなんとか低空飛行を続けることができた。
この奇跡にあらためて恐懼修省したい。
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先日「リューク」をお守りにあげたX君が、奮闘努力のかいあって見事に志望中学に合格したと連絡が入った。
本当におめでとう。よく、がんばったね。


合格は君自身の努力と実力と幸運の賜物である。
しかし君の合格はけっして君だけのものではない。
やがて君も今日の感激と喜びを忘れるかもしれない。
しかし、君の命も人生も、幾重にも重なった奇跡の連続だ、ということだけは時々思い出して欲しい。
将来ボロボロになった「リューク」に、ふと眼がとまった時にでも。
私が今日スタッフに戴いた花を、君の勝利に掲げよう。
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