国策の誤りにより失われた十年の影響。そして新自由主義社会という弱肉強食社会を目指す小泉改革のボディブローがじわじわと医療業界にも効いてきている。
以前は「ゾロ」と呼ばれて少々馬鹿にされていた後発メーカーによる医薬品が、ここ数年「ジェネリック」と呼ばれてにわかに脚光を浴びるようになった。
厚生労働省も医療費削減のためにジェネリックを使うことを勧め、ほとんどの大学病院でも導入されているという。私立大学ばかりではなく、国立大学の付属病院でも点滴・注射を中心として用いられ始めているようだ。
当院でも2年ほど前からコレステロール降下薬などにおいて、少しずつジェネリックの医薬品を試用していた。循環器の専門医などに聞いても効果に差がないと言うことであったが、確かに遜色なくよく効くようである。
先だっても小児の風邪で受診されたお母様が、「ジェネリックでお願いできますか」と問われた。もともと抗生剤なしのシロップばかりで安い薬ばかりである。当院ではシロップのジェネリックはないので「ジェネリックにしてもあまり変わりませんし、院外処方になるからかえって高くなるかもしれません」と説明し納得を頂いた。
ところが診療報酬の引き下げと同時に老人医療費の個人負担増なども噂されている昨今、患者さん側も窓口で支払う金額に対して非常に敏感になっている。
本日もある喘息の患者さんに「ジェネリックにできますか」と頼まれ、吸入用ステロイドと抗アレルギー剤はジェネリックのないものであったが、しょうがないので全て院外処方にして、「ジェネリック可能」の但し書きを書いた。
それはそうかもしれない。公務員の給料まで下がる時代である。多くの人にとって収入は減り、教育費、生活費は上がるばかりだ。医療費も少しでも切り詰めたいと思うのは当然である。
いっそ全部ジェネリックにしてみるか。ある患者さんなんかは、ジェネリックから先発の医薬品に変えると、「かえって効かなくなった」なんていう人もいるくらいだ。
医者も患者さんもますます難しい時代になりそうである。今夜もまた眠れない。
人気blogランキングへ←ジェネリックでも先発でも薬はいらないという方は一押しをお願いします。あなたは健康です。
以前は「ゾロ」と呼ばれて少々馬鹿にされていた後発メーカーによる医薬品が、ここ数年「ジェネリック」と呼ばれてにわかに脚光を浴びるようになった。
厚生労働省も医療費削減のためにジェネリックを使うことを勧め、ほとんどの大学病院でも導入されているという。私立大学ばかりではなく、国立大学の付属病院でも点滴・注射を中心として用いられ始めているようだ。
当院でも2年ほど前からコレステロール降下薬などにおいて、少しずつジェネリックの医薬品を試用していた。循環器の専門医などに聞いても効果に差がないと言うことであったが、確かに遜色なくよく効くようである。
先だっても小児の風邪で受診されたお母様が、「ジェネリックでお願いできますか」と問われた。もともと抗生剤なしのシロップばかりで安い薬ばかりである。当院ではシロップのジェネリックはないので「ジェネリックにしてもあまり変わりませんし、院外処方になるからかえって高くなるかもしれません」と説明し納得を頂いた。
ところが診療報酬の引き下げと同時に老人医療費の個人負担増なども噂されている昨今、患者さん側も窓口で支払う金額に対して非常に敏感になっている。
本日もある喘息の患者さんに「ジェネリックにできますか」と頼まれ、吸入用ステロイドと抗アレルギー剤はジェネリックのないものであったが、しょうがないので全て院外処方にして、「ジェネリック可能」の但し書きを書いた。
それはそうかもしれない。公務員の給料まで下がる時代である。多くの人にとって収入は減り、教育費、生活費は上がるばかりだ。医療費も少しでも切り詰めたいと思うのは当然である。
いっそ全部ジェネリックにしてみるか。ある患者さんなんかは、ジェネリックから先発の医薬品に変えると、「かえって効かなくなった」なんていう人もいるくらいだ。
医者も患者さんもますます難しい時代になりそうである。今夜もまた眠れない。
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