ヤブーは大学に入るまでは「ボンゴレ」なるものを知らなかった。私が入学した大学は全寮制であり、全学年がばらばらに独房が集まった小グループの牢獄「ラウンジ」に入れられる。このラウンジが100近くあって寮全体を構成する。
 私が収監された時には最上級生は4年生であり、上下関係の厳しい囚人生活にあっては、炊事当番を新入生が行う羽目になる。炊事といってもインスタントラーメンを作る程度であるが、最古参の先輩が所望されると新参者はすぐさま、電気コンロで作らねばならない。私は少しでも先輩が喜ぶように工夫し、30年前の当時としては画期的な方法を発見した。
 それはインスタントラーメンにあっても、麺を茹でるお湯とスープ用のお湯とを別にすることである。この方法でラーメンを作ったところ、グルメでうるさい先輩に感激された。この方法はその後、今は某大学の教授となられたその先輩の奥様にまで伝えられた方法である。奥様は結婚されて間もないころインスタントラーメンを作ったおり、「お前はインスタントラーメンの作り方も知らないのか」と薀蓄をたれられたそうだから迷惑な話である。
 そんなわけで豚もおだてりゃ何とやらで、ヤブーは料理に興味を持つようになった。当時その後都知事選に出馬して少々顰蹙を浴びることになるNHKの磯村アナウンサーの「ボンゴレ」が週刊誌か何かに載り、それを作ってみて余りの旨さに病みつきになってしまった。
 それまで「スパゲティ」というとあの給食のアルミの皿にのっかっていた、ケチャップ味のものしかしらないから、ずいぶんと不味い食べ物だと思っていた。今にして思えばあれが「ボンゴレ・ビアンコ」との出会いで、それからはスパゲティは何処へ行っても「ボンゴレ」しか食べない。
 ともかくヤブーはボンゴレには眼がない。そしてボンゴレはロッソでも何でも同じだと思っていた。
 しかし調べてみれば「ボンゴレ(VONGOLE)はイタリア語で『アサリ』のこと。ビアンコ(BIANCO)は『白』。白ワインを使うからです。ちなみに『赤』はロッソ(ROSSO)。アサリのトマトパスタなら、ボンゴレロッソになります!」とある。
 まあいい加減なヤブーの話であるから、料理も話半分以下で読んでもらいたい。

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【2005/12/15 19:51】 | 料理 トラックバック(0) |
 当院で最初のインフルエンザAがみつかってから、2週間以上経つがその後の数名の検査ではすべて陰性であった。
 同じ医師会のメーリングリストでも発生情報は流れていなかったが、本日小山地区の小学生でインフルエンザAがみつかったようである。
 ヤブーのクリニックは栃木県の外れであり、埼玉、茨城、栃木に通学している高校生が多い。前に書いた当院の第一号は埼玉に通学している高校生であった。
 しかし地元の小学生にも発生がみれれたので、そろそろ本格的な流行が訪れるかもしれない。その患者さんの症状は発熱 嘔気であったそうだ。胃腸症状はB型に多いとされるが、A型で胃腸症状もあるようだと、最近多いアデノウイルスやノロウイルスによると思われる胃腸炎の中にもインフルエンザが混じっているかもしれないので要注意である。
 何はともあれ、皆様粘膜に触る前の手洗いとうがいを忘れないように。
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【2005/12/15 18:48】 | 感染症 トラックバック(0) |