2005年11月12日 19:30
インフルエンザ治療薬
タミフルで異常行動死
インフルエンザの治療薬「タミフル」(リン酸オセルタミビル)を服用した愛知県と岐阜県の患者二人が、服用後数時間で異常行動を起こし、事故死していたことが分かった。NPO法人・医薬ビジランスセンター(大阪市)が十二日、津市で開かれている日本小児感染症学会で発表した。副作用に異常行動があることは知られているが、死亡につながった事例は初めてという。
二人の遺族が同センターに相談し明らかになった。昨年二月、岐阜県の男子高校生=当時(17)=はインフルエンザと診断され、タミフル一カプセルを服用。一時間半後、家族の留守中にはだしで家を出て、フェンスや塀を乗り越えるなど異常行動を取り、自宅近くの国道に飛び出し大型トラックにはねられて死亡。
今年二月には、愛知県の男子中学生=当時(14)=がインフルエンザにより処方された一カプセルをのみ、約二時間後、自宅マンションの九階から転落し死亡した。
二人とも服用前は精神的な異常はなかったという。
厚生労働省は昨年六月、十代女性が服用二日目に異常行動を取り窓から飛び降りようとし母親が抑えた事例があったため、添付文書に副作用として「精神神経症状(異常行動、幻想など)があらわれることがあるので、異常が認められた場合は投与を中止する」と盛り込むよう指示していた。
同センターの浜六郎理事長は「タミフルは鎮静剤に似た中枢抑制作用があり、思春期までの若い人には異常行動の副作用が起こりやすいのでは」と指摘。同センターの調べで、タミフルの副作用による精神・神経系症状はこれまでに六十四例に上るという。
<メモ>タミフル
インフルエンザ治療薬の一つで、2001年から保険適用となった。発症から2日以内に服用を始めれば、ウイルスの増殖を抑える働きがある。スイス製薬大手「ロシュ」が製造し、中外製薬が輸入、販売。鳥インフルエンザなどの新型インフルエンザにも効果が期待され、厚生労働省は約2500万人分の備蓄目標を掲げている。
世界保健機関(WHO)も推奨しており、世界的に需要が高まっている。【東京新聞より】
うーん。大変なニュースが流れておりますね。
今年は鳥インフルエンザも流行るかもしれないという噂で、タミフルを販売している「中外」やインフルエンザワクチンを作っている「デンカ」の株が上がっていると先日週刊誌で読んだばかりでした。まさか仕手戦で空売りをかけるためのタイミングではないでしょうが、インフルエンザのシーズン前に不幸な出来事が発表されました。
タミフルは昨シーズンからは65歳以上のお年寄りに対しても予防投与が許可された薬で、巷ではインフルエンザの特効薬と絶大な信頼を得ていたのですが、服用を躊躇する患者さんも増えそうですね。もっとも発病して48時間以内に服用開始する薬ですし、そのころだと発熱も強く小さなお子さんなどでは熱だけでも幻覚症状を出す場合もあります。ただ、10代では熱だけの影響とも考えにくいので、タミフルの副作用の欄にも記載がある、精神神経系 :幻覚、興奮、振戦、しびれ の影響なんでしょう。
最近の患者さんはとても忙しくて、熱があっても薬を飲んで無理をしてすぐ働こうとしますけど、風邪・インフルエンザの場合は、やはりあまり薬を飲まず水分補給を十分にしてゆっくり休むのが基本なんでしょうね。
確率的にはタミフルを飲んで重篤な副作用が出るのは、よっぽど運が悪いとしか言えないんでしょうが・・・。
タミフルで異常行動死
インフルエンザの治療薬「タミフル」(リン酸オセルタミビル)を服用した愛知県と岐阜県の患者二人が、服用後数時間で異常行動を起こし、事故死していたことが分かった。NPO法人・医薬ビジランスセンター(大阪市)が十二日、津市で開かれている日本小児感染症学会で発表した。副作用に異常行動があることは知られているが、死亡につながった事例は初めてという。
二人の遺族が同センターに相談し明らかになった。昨年二月、岐阜県の男子高校生=当時(17)=はインフルエンザと診断され、タミフル一カプセルを服用。一時間半後、家族の留守中にはだしで家を出て、フェンスや塀を乗り越えるなど異常行動を取り、自宅近くの国道に飛び出し大型トラックにはねられて死亡。
今年二月には、愛知県の男子中学生=当時(14)=がインフルエンザにより処方された一カプセルをのみ、約二時間後、自宅マンションの九階から転落し死亡した。
二人とも服用前は精神的な異常はなかったという。
厚生労働省は昨年六月、十代女性が服用二日目に異常行動を取り窓から飛び降りようとし母親が抑えた事例があったため、添付文書に副作用として「精神神経症状(異常行動、幻想など)があらわれることがあるので、異常が認められた場合は投与を中止する」と盛り込むよう指示していた。
同センターの浜六郎理事長は「タミフルは鎮静剤に似た中枢抑制作用があり、思春期までの若い人には異常行動の副作用が起こりやすいのでは」と指摘。同センターの調べで、タミフルの副作用による精神・神経系症状はこれまでに六十四例に上るという。
<メモ>タミフル
インフルエンザ治療薬の一つで、2001年から保険適用となった。発症から2日以内に服用を始めれば、ウイルスの増殖を抑える働きがある。スイス製薬大手「ロシュ」が製造し、中外製薬が輸入、販売。鳥インフルエンザなどの新型インフルエンザにも効果が期待され、厚生労働省は約2500万人分の備蓄目標を掲げている。
世界保健機関(WHO)も推奨しており、世界的に需要が高まっている。【東京新聞より】
うーん。大変なニュースが流れておりますね。
今年は鳥インフルエンザも流行るかもしれないという噂で、タミフルを販売している「中外」やインフルエンザワクチンを作っている「デンカ」の株が上がっていると先日週刊誌で読んだばかりでした。まさか仕手戦で空売りをかけるためのタイミングではないでしょうが、インフルエンザのシーズン前に不幸な出来事が発表されました。
タミフルは昨シーズンからは65歳以上のお年寄りに対しても予防投与が許可された薬で、巷ではインフルエンザの特効薬と絶大な信頼を得ていたのですが、服用を躊躇する患者さんも増えそうですね。もっとも発病して48時間以内に服用開始する薬ですし、そのころだと発熱も強く小さなお子さんなどでは熱だけでも幻覚症状を出す場合もあります。ただ、10代では熱だけの影響とも考えにくいので、タミフルの副作用の欄にも記載がある、精神神経系 :幻覚、興奮、振戦、しびれ の影響なんでしょう。
最近の患者さんはとても忙しくて、熱があっても薬を飲んで無理をしてすぐ働こうとしますけど、風邪・インフルエンザの場合は、やはりあまり薬を飲まず水分補給を十分にしてゆっくり休むのが基本なんでしょうね。
確率的にはタミフルを飲んで重篤な副作用が出るのは、よっぽど運が悪いとしか言えないんでしょうが・・・。










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