藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

10月« 2005年11月 /  123456789101112131415161718192021222324252627282930»12月
BLOGTOP » ARCHIVE … 2005年11月

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

インフルエンザ第一号

ヤブーのクリニックで今シーズン初めてのインフルエンザAの患者さんが本日みえました。 37度台後半の熱でしたが、節々が痛く怠いとのことでした。可能性は低いと思ったのですが、保護者の方が希望されましたので検査しましたところインフルエンザ第一号とあいなられたのであります。
例のニュースは当然ご存じでしたが、タミフルを希望されましたのでお出しいたしました。
皆様におかれましてもくれぐれも気を付けて、実質収入が一割減るとも噂されています政府の医療費削減案で青息吐息のクリニックを助けることにならないようにしてください。
 でももしも運悪くかかった場合には、いらしてくだされませ。


banner_04.gif
スポンサーサイト

タミフルのニュースまた流れる

タミフル服用、12人死亡 日本の子供、精神症状も

 米食品医薬品局(FDA)は17日、インフルエンザ治療薬タミフルを服用した日本の子供が、2000年の承認からこれまでに12人死亡したとの報告を受けたことを明らかにした。

 18日に開く小児専門の諮問委員会で安全性を詳細に検討するが、FDAは「現時点では、薬との因果関係の判断は非常に困難だ」としている。

 FDAは、タミフル服用と関連した16歳以下の子供の異常について、米国で承認された昨年3月以降の報告例を製造元のスイス・ロシュ社や各国の規制当局に照会。その結果、死亡報告は日本だけだった。米メディアによると内訳は自殺1人、突然死4人、心停止4人など。

 幻覚や脳炎などの精神神経症状は32例あり、1例を除き日本で、精神症状の中には、12歳と13歳の子供が服用後に自宅の2階の窓から飛び降りた例が含まれているという。

 一方、アレルギー反応のような強い皮膚症状は日本以外の国からも報告があり、死亡例や精神神経症状の多さで日本が突出した形になっていた。

 FDAは精神神経症状の報告が日本に集中した理由について、タミフルの流通量の多さや、日本では1990年代後半からインフルエンザ脳症が問題になったため関係者の関心が高く、神経症状が見つけやすかった可能性があるなどと分析している。

 日本では14歳と17歳の少年が服用直後にトラックに飛び込むなどの異常行動を起こし死亡していたことが判明したばかり。

 FDA諮問委は小児薬の安全性の定期評価が目的で、タミフル備蓄を柱とする米政府の新型インフルエンザ対策の是非には踏み込まない見通し。(共同)「SankeiWeb」より

米国の食品医薬品局(FDA)のタミフルの安全性に関する諮問委員会の報告がでました。
2000年の承認以来日本で12名の死亡が出たとのことです。タミフルとの因果関係はまだ不明のようであり、日本での使用量が多いことが死亡例が日本だけでみられた可能性もある。
しかしこれでまたタミフルの服用はすこし減少するだろう。
といっても、新型インフルエンザ対策のために国や地方自治体で備蓄されており、問屋さんにも品薄状態らしい。
インフルエンザが流行りだせば、国と自治体で確保している分を開放するらしいが、今年のインフルエンザ治療は少々厄介になりそうだ。もともと健康な若者は自然治癒で大丈夫だろうが、小児やご老人はどうするか・・・。
タミフルに係る米国食品医薬品局(FDA)関係情報


banner_04.gif


テーマ:病気・症状 - ジャンル:心と身体

社会不安障害?

 デプロメール(ルボックス)という薬がある。うつ病や強迫性障害で用いられるSSRI(選択性セロトニン再吸収阻害剤)の一種である。
 最近この薬の保険適応病名に「社会不安障害」が付け加えられた。それでこの疾患に対する「M.I.N.I」を製薬会社の方が持ってきた。
M.I.N.Iは、短時間で施行可能な精神障害のための構造化面接法であるが、結構時間がかかるのでめったに使わない。
 しかしこの社会不安障害のためのものは、4問しかないから楽である。
すなわち、
①人から見られたり、注目を浴びたりすることに恐怖や戸惑いを感じたりするか。(会議で報告、授業中あてられる、人前で申込書に記入、他人と会食)
②その恐怖は、自分でも怖がりすぎているとか、常道を逸していると感じるか。
③その状況は、わざわざ避けたり、じっと我慢しなければならないほど怖いものか。
④その恐怖により、あなたの通常の仕事や社会生活が妨げられていたり、それにより著しい苦痛を感じているか。
という4つの質問だけである。

この中で①がはいの場合には、社会不安障害の可能性がある。
うーん、これはたいていの人はあまり好まないかもしれない。ヤブーも昔は紅顔の美少年でシャイボーイであった。今はすっかり厚顔無恥であるが・・・。チョコレートでも元気にならない場合は、デプロメールでも飲んだほうがよいか。

しかし日本人も最近人前で平気で化粧をする人なども多いから、文化は病気の構造も変えていくのだろうね。



banner_04.gif


消耗戦の季節

 しばらくブログをご無沙汰している。
 理由は田舎の医者が季節商売で、今頃から忙しくなるからだ。その日暮らしの生活から、食べて寝るだけの生活パターンに変わる。インフルエンザの予防接種、風邪の患者さんの微増、そしてその間には人生相談からパニック障害、うつ病の患者さんの治療と様々な患者さんが来院される。
 患者さん達には待ち時間が多くなって誠に申し訳ないが、こちら側も体力気力をすり減らして少々ふらふらになりながら診療に当たっている。
 イソジンガーグルは効かないようだから、水でうがい、手洗いをして風邪には気をつけよう。
 そろそろ風邪の患者さんには、マスクを使うか・・・。


banner_04.gif

抗インフルエンザ薬タミフルで異常行動死?

インフルエンザ治療薬
タミフルで異常行動死
 インフルエンザの治療薬「タミフル」(リン酸オセルタミビル)を服用した愛知県と岐阜県の患者二人が、服用後数時間で異常行動を起こし、事故死していたことが分かった。NPO法人・医薬ビジランスセンター(大阪市)が十二日、津市で開かれている日本小児感染症学会で発表した。副作用に異常行動があることは知られているが、死亡につながった事例は初めてという。

 二人の遺族が同センターに相談し明らかになった。昨年二月、岐阜県の男子高校生=当時(17)=はインフルエンザと診断され、タミフル一カプセルを服用。一時間半後、家族の留守中にはだしで家を出て、フェンスや塀を乗り越えるなど異常行動を取り、自宅近くの国道に飛び出し大型トラックにはねられて死亡。

 今年二月には、愛知県の男子中学生=当時(14)=がインフルエンザにより処方された一カプセルをのみ、約二時間後、自宅マンションの九階から転落し死亡した。

 二人とも服用前は精神的な異常はなかったという。

 厚生労働省は昨年六月、十代女性が服用二日目に異常行動を取り窓から飛び降りようとし母親が抑えた事例があったため、添付文書に副作用として「精神神経症状(異常行動、幻想など)があらわれることがあるので、異常が認められた場合は投与を中止する」と盛り込むよう指示していた。

 同センターの浜六郎理事長は「タミフルは鎮静剤に似た中枢抑制作用があり、思春期までの若い人には異常行動の副作用が起こりやすいのでは」と指摘。同センターの調べで、タミフルの副作用による精神・神経系症状はこれまでに六十四例に上るという。

 <メモ>タミフル

 インフルエンザ治療薬の一つで、2001年から保険適用となった。発症から2日以内に服用を始めれば、ウイルスの増殖を抑える働きがある。スイス製薬大手「ロシュ」が製造し、中外製薬が輸入、販売。鳥インフルエンザなどの新型インフルエンザにも効果が期待され、厚生労働省は約2500万人分の備蓄目標を掲げている。

 世界保健機関(WHO)も推奨しており、世界的に需要が高まっている。【東京新聞より】

 うーん。大変なニュースが流れておりますね。
今年は鳥インフルエンザも流行るかもしれないという噂で、タミフルを販売している「中外」やインフルエンザワクチンを作っている「デンカ」の株が上がっていると先日週刊誌で読んだばかりでした。まさか仕手戦で空売りをかけるためのタイミングではないでしょうが、インフルエンザのシーズン前に不幸な出来事が発表されました。
 タミフルは昨シーズンからは65歳以上のお年寄りに対しても予防投与が許可された薬で、巷ではインフルエンザの特効薬と絶大な信頼を得ていたのですが、服用を躊躇する患者さんも増えそうですね。もっとも発病して48時間以内に服用開始する薬ですし、そのころだと発熱も強く小さなお子さんなどでは熱だけでも幻覚症状を出す場合もあります。ただ、10代では熱だけの影響とも考えにくいので、タミフルの副作用の欄にも記載がある、精神神経系 :幻覚、興奮、振戦、しびれ の影響なんでしょう。
 最近の患者さんはとても忙しくて、熱があっても薬を飲んで無理をしてすぐ働こうとしますけど、風邪・インフルエンザの場合は、やはりあまり薬を飲まず水分補給を十分にしてゆっくり休むのが基本なんでしょうね。
 確率的にはタミフルを飲んで重篤な副作用が出るのは、よっぽど運が悪いとしか言えないんでしょうが・・・。
 

banner_04.gif


飢餓が最大の予防

健康診断で「肥満」「高血圧」「高コレステロール」「高血糖」という生活習慣病の四つの“予兆”を指摘された人は、「異常なし」の人に比べ、十年後の医療費が三倍以上かかることが十五日、社会保険庁の調査研究で分かった。

 高血糖とされた人の43%が十年以内に糖尿病になったことも判明。厚生労働省は「運動や食事で生活習慣病を予防すれば中長期的に医療費を減らせることが裏付けられた。今後、健診結果に基づく保健指導を充実させたい」としている。

 調査は、政府管掌健康保険の加入者のうち、健診受診率の高かった三重県の約二千八百人が対象で、中心は健診時に四十代。一九九三年度の健診結果と二〇〇三年度の診療報酬明細書(レセプト)を照合した。

 それによると、九三年度に(1)肥満度(2)血圧(3)コレステロール(4)血糖値-とも「異常なし」だった人の〇三年度の医療費総額は平均十四万三千円。これに対し、すべての項目で異常が指摘された人は四十五万一千円に上り、三項目だと二十一万八千円、二項目だと二十万円と指摘されたリスク数に比例して医療費は減少。一項目だけの人は十五万一千円で、異常なしの人と大差なかった。【東京新聞より】

 そんなの当たり前の話ですね。こうやって打ち上げ花火を揚げるのは、将来リスクの高い人の保険料を上げたり、自己負担率を上げるという腹積もりでしょうか。日本人は倹約遺伝子を持っていますから、飽食の時代には向かないのですね。収入が減り医療費が上がり、好きな食べ物を腹一杯食べられなくすることが、成人病の予防でしょうか・・・とほほ。
 アメリカなんぞじゃ、低所得者層は保障レベルの低い保険にしか入れないし、安い高脂肪・高砂糖・高食塩のファストフードばかり食べるものだから、凄い肥満の方で成人病の権化みたいな人もいて大変そうですがね。
 日本もやがてそうなっていくのでしょうか。

banner_04.gif




最後のクリスマス・キャロル

subaru.jpg



 今の医学生たちには信じられない話かもしれないが、30年も前の母校では実習以外の講義では出席もほとんど採られなかった。遅く起きて大学へ行っても病院の地下にある書店に直行し、好きな本を物色したり立ち読みしたりして日がな一日過ごすこともあった。
 若さというものは一寸した出来事を運命的な出会いと感じさせたりするが、私もその本屋で体が震えるような数冊の書物を得た。本好きの方にはお分かりだろうが、本のほうから自分に「手にして読め」と語りかけてくるのだ。
 福田恒存の「人間・この劇的なるもの」もそのような一冊である。氏の名前はどこかで既に承知していたが、「なにやら難しいことを言う人」程度の印象しか無かった。あるいは高校時代に兄の影響でニーチェを少し読み、その流れでサルトルの「嘔吐」と言う小説を何度か読んでいたためかもしれない。とにかくあの「愛は自然にまかせて内側から生まれてくるものではない」という出だしで始まる氏の人間論は、その後の私に少なからず影響を与え続けている。
 人間が「生きがい」や充実した「生の実感」を感じるために、個人は「全体」を認めなければならない。という氏の考え方に、いまの若い人はきっと疑問を抱くだろう。しかしこれは平たく言えば、例えばコンサートなどで大好きなアーティストや他のファンとの「一体感」を味わいたい、という素朴な気持ちと同じようなものである。
 同書の中で福田氏は、人間は自然と調和するための折り目としてさまざまな「儀式」を考え出したと述べている。クリスマスはキリスト教最大のお祭りであり、単にイエスの誕生日であるだけではなく、冬至のお祝いでもあるとも言う。日本の皇室が行う新嘗祭も、もともとは冬至の月である旧暦11月中旬の卯の日を太陽の復活を祈る祀りと、豊かな実りを感謝する祭を合体してできたもので、太陽暦では12月中旬ごろに行われていたそうだ。
 それはさておき、この書物が縁となり少しばかり演劇に興味を覚えるようになった。福田恒存氏は当時現代演劇協会の理事長で、「」という劇団を主宰していたので、文京区本駒込にある協会所有の三百人劇場には学生時代からしばしば足を運んだ。結婚して子供が生まれてからも、家族と共に「アルジャーノンに花束を」やシェークスピアの小品などをいくつか観た。   
 中でも「クリスマス・キャロル」は子供らにもストーリがよくわかり楽しめるので、我が家の恒例の年末行事のようになり何年か通い続けた。たしか脚本が2回変わったが、個人的には最初のものが一番好きだ。当時はまだ小さかった子供らも、観劇した後は「さあ、市場へ繰り出そう。帽子を忘れるな。ポケットに小銭さえあればそれでいい!」とよく歌っていた。今でもきっと歌えるだろう。友人のご家族とも一緒に観たし、両親を誘っていったこともある。
 だが開業などというちょっと愚かなことを始めて以来、人並みに生活の苦労で忙しくやがて劇場からすっかり足が遠のいてしまう年月が続いた。三人の子供たちもだんだん大きくなり、親との関係からそれぞれ大学、高校、中学の友人関係へとシフトしつつあり、以前ほどは家族皆での行動を楽しみにしなくなってきた。
 福田恒存は1994年の11月20日に逝去され、現代演劇協会および劇団「昴」は次男の福田逸氏が故人の遺志を継がれている。恒存氏亡き後も「恒存回顧」などで何度か訪れ、たまたま入った劇場前のお寿司屋さんで逸氏の話なども伺ったりもした。なんとなく時間さえあれば何時でも「三百人劇場」を訪れることができ、そうすれば若い日の情熱や家族が一つになって観た劇の思い出を辿れると思っていた。勝手なものである。自分と同じく世間も動き、劇場の維持経営がどんなに困難なものかを考えていなかったのだ。
 今年の9月に「三百人劇場」が来年で閉館になるというニュースを知った。ブログで少し知り合いになった逸氏に伺ったところ、あの「クリスマス・キャロル」も今年の12月公演が最後だそうだ。今私は自分の原風景の一部が少しずつ壊れていく感覚に襲われている。
 ご存知のようにチャールズ・ディケンズのこの小説は、若いときの優しさや情熱を生活苦ですっかり失い、とてもけちで頑固、嫌われ者になった老人スクルージの回心・復活の物語を、キリストの誕生を祝うロンドンの町の光景を舞台に描いたものである。クリスマス自体が「冬至」という死を乗り越え、春の復活祭につなげるお祭りであり、「クリスマス・キャロル」も「自分さえ儲ければいい」という金持ちの利己主義的な考え方を死なしめ、キリスト教の博愛と言う精神を復活させる劇である。
 「勝ち組、負け組み」などと言うことばが喧しく言われる昨今、誰の心にもスクルージがこっそりと住み込んでいるかもしれない。開業以来小さな医院経営で苦労している私には当然何人も住んでいる。今年の12月には久しぶりに妻と子供らを誘い、三百人劇場で最後のクリスマス・キャロルを観たいと思う。
 浮世の汚れた心をしばし忘れ、家族皆で自分たちにも美しさや優しさがあるのだということを思い出すためにも。


banner_04.gif



テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

トイレ掃除のその後

 ヤブーのトイレ掃除も三週間の山を越え一ヶ月も過ぎた。
 例の患者さんも続けているようだが、まだ素手で行えずブラシを使っているようだ。仕事の件も難航している。
 ところでこのトイレ掃除は、イエローハットの創業者で現相談役鍵山秀三郎氏が伝道している運動でもある。先日私の両親を訪ねたら、NHKで「日本を美しくする会」の放送があったと聞かされた。何でも200人だかの部下を持っていた暴走族の親分の変身振りを取り上げていたそうだ。
 インターネットで調べてみると、なるほどやはり他人様が使うトイレを素手で綺麗に隈なく磨いているようである。
 実は私の85才と76才の父母も、シルバーセンターとやらで公園のトイレ掃除をしている。頭の天辺から足の先まで全身の具合が悪いといいながら、よくまああんな汚れたトイレを掃除できるものだと感心する。時たま高校生ぐらいの若者で「そんなに綺麗にするんだ」と驚いていくものもいるようだ。私や兄の子供ら、つまり孫に僅かばかりの小遣いを呉れるのを楽しみしてがんばっているのだろうか。
 実際に観てないから分からないが、番組で取り上げられた暴走族の親分は、恐らくエネルギーがあり過ぎたのだろうし、200人の部下を統率するというだけの力量と言うものはなかなかのものである。多分そのエネルギーをうまくコントロールする方法と志がなかっただけなのだろう。縁があれば十分に変身する素質がある若者だったのだと思う。
 私の患者さんは少々エネルギーが足りない。良くも悪くも覇気がない若者を治療するのには毎度ながら難儀する。
 ヤブーもそろそろクリニックのトイレでも掃除してみようかと思う。

banner_04.gif


自転車から一輪車へ

 ヤブーのクリニックは自転車操業であることはすでに述べた。これは日銭と保険収入で借金を返しながら、やっとこさ職員に給料を払いその残りで糊口を凌ぐという事業パターンである。日本の大部分の中小企業もおそらくそうであろう。
 
 ところが先日事務長が顔を青くして私に告げたのである。
 「先生、ついに赤信号が点滅しました。」
 顔が青いのに「赤信号」とはこれいかにと問うと、なんと月々の薬屋さんへの支払いより貯金残高が減ったそうな。

 な、なんということじゃ。私は朝は納豆とご飯。昼はコンビに弁当。夜はビールとスルメ。と規則正しい健康的な倹約食生活をしていて、車はベンツでもBMWでもなく、ゴルフもパチンコもせず、女性は妻にさえ指一本触れていないのに何故お金が減り続けるのか。

 これでは自転車よりも危ない一輪車操業で、いよいよ嫌いな銀行か危ないサラ金から借金をしなければならないと、熟睡しながら無意識のうちに考えた。

 朝の新聞を見て理由がわかった。開業医の黒字月225万円だとかと社会保険庁が発表していたのだ。民間病院も黒字であるが、国立病院は赤字だそうな。平均200万以上の黒字がよもや本当であれば、それ以上稼いでいてヤブーのところのように青息吐息の開業医もあるだろう。きっと他の開業医が稼いでいる分、私の取り分は減っているに違いない。

 なるほど一輪車操業になった理由がわかったが対策はない。職員も少数精鋭でこれ以上減らすわけにはいかないし、心療内科の患者さんは時間的には半分ボランティアみたいなところがあるが、むげに断れないし・・・。そうか医者を首にすればいいか!て、俺じゃないか。
考えても結論は出ない。

 まあ、今までどおり潰れるまではやるか。皆様私のクリニックが潰れるまでは、来年は来ませんぞ。来院してクリニックが消えていたらその時は許してください。

 しかし何だな、この社会保険庁の発表といい、いつものサラリーマンの年収との比較といい、診療報酬を下げるためにする「アドバルーン」記事は少々不快ではある。

banner_04.gif

テーマ:職場でのできごと - ジャンル:就職・お仕事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。