藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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抗炎症ダイエットの一例

 女性は「美しさ」や「楽しみ」の為にダイエットをすることが多く、男性は「健康」の為にダイエットをするといわれる。
 私は日々何人にかは「もっと痩せましょう」と言うが、人は食べすぎをやめられない理由と運動をしない理由は、いくらでも思いつく。
 厚労省は医療費抑制の為に「メタボリック症候群」という言葉をはやらせたようだが、どれくらい効果があるかは疑問である。大体、医療費抑制のためという動機が不純である。
 医療費を抑制しようとして、「国民負担率」なる用語を用いて国民をだまし、結局は「自己負担率」を増加させ、公的負担を減らそうという魂胆である。これで得をするのが、民間の保険会社である。
 「いざと言う時に保険に入っていないと、負担が大変ですよ」とセールストークに使えるわけだ。
 それはともかく、ヤブーの患者さんで、「抗炎症ダイエット風」のことをやってだいぶ効果が出た男性がいる。
 彼は30台前半であるが、昨年の9月の体内年齢は50歳であった。身長は167.5cm、体重は72.8kgでBMIは25.9だった。
 今年の3月には、体内年齢43歳になり、体重65.3kgでBMIは24となる。そしてつい先日、体重が64kgで体内年齢27歳となった。
 彼がした食事療法は、朝が納豆とサラダ。昼が蕎麦。夜は豆腐と野菜の水炊きを大量に食べるということらしい。週に3回はジムにも行っている様だ。
 急がば回れで、愚鈍に進めばそれなりに効果は得られる。しかし、多くの人は速く効果を出したくて、怪しいものにだまされて失敗する。
 私も野菜と果物による抗炎症ダイエットを以前行ったが、大量に野菜を食べなくてはならないのが少々難であるが、確かに効果はありコレステロールも下がった。
 最近は体に悪いものばかり食べて、体の内外で加齢が進むばかりであるが・・・。

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ダイエットの問題

 昨晩ネットで調べて初めて知ったのであるが、長寿とカロリー制限の研究の大家ウォルフォード医博は、晩年ホーキング博士と同じ病気になりなくなられたようだ。改めてご冥福を祈りたい。

 ところで、「カロリー制限」の問題であるが、日本の二十台、三十台のBMIが近年理想値よりも下がり続ける状態が続いている。痩せていることが美しいという思い込みか流行があるようであるが、若い女性はポチャとして瑞々しいからいいのだと思う。
 摂食障害の患者さんはボディイメージや脳の機能が混乱しているので、なかなかこの変は理解してもらえない。しかしそこまでいかなくても、間違った情報で動いている方は多いようだ。
 鶏と人間とを並べると怒られるかもしれないが、ひょっとしたらこの若い世代の異常な体重減少と少子化の問題もなにか関連があるかもしれない。
 ダイエットの必要がない人の体重が減り、本当にダイエットの必要のある人の体重が減少しない。
 人はいつの世も、時代のロボットかもね。
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フォセオラミンダイエット

 先日フォセオラミンダイエットの話を少し書いたが、本日来院したうつ病の患者さんが実行されていた。前回いらした折には確か「防風通聖散」を飲まれていたはずなので、ダイエットのブームは回転が速い。
 鬱の方はGWのころは調子がよかったが、その後少し落ち込みまた最近安定しているそうだ。体重のほうは2キロばかし痩せたとかで、今のところ気に入っているようだ。幸い下痢や嘔吐の腹痛は出ていないという。
 鬱になると食欲が落ちる場合と、甘いものを過度に欲しがる場合が多いが、この患者さんは後者であった。最近はあまり甘いものを欲しくなくなったというが、フォセオラミンダイエットの効果か治療で用いている「パキシル」の為かは定かではない。
 私としては薬のためだと思うが、まあ気分が安定してきて過食傾向がへり、体重が元に戻ってくればいいだろう。
 睡眠導入剤は忘れても眠れることがあるというので、出来れば切ってもいいといって診察を終了した。
 やはり鬱はある程度大雑把な人のほうが治りやすい。
 しかしかなり大雑把であるヤブーの鬱は慢性的なのはなぜか?それはお釈迦様にも分からない。中尾先生にも分からない。
 この最後の落ちが分かる人は、かなり自治医大の卒業年度が近いかもしれない。
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ダイエットは楽しみか命がけか

 先日TBSで「フォセオラミンダイエット」とか言って、白いんげん豆の成分が炭水化物のカロリーをブロックすると宣伝していた。
 こんな危ない話をマスコミで流して大丈夫かと思っていたが、案の定下痢や嘔吐などのクレームが続いたそうだ。
 確かフォセオラミンなどのαグルコシダーゼ阻害剤は、「ベイスン」や「グルコバイ」という糖尿病の治療に使われている薬と同じような作用をするのであるから、糖質の消化吸収を遅延させ、食後の血糖を下げる働きがある。
 副作用としては低血糖や放屁、腸閉塞などがある。もしフォセオラミンを薬理量摂取すれば、同様の危険性が起こりうる。また、豆自体食べ過ぎれば下痢や腹痛を来たすことは経験があるだろう。
 ましてや中途半端に加熱した植物には毒性があるものあるので、即効性をねらう素人の方は大量に摂取していろいろなことが起こりうる。
 フォセオラミンを抽出して健康食品として売っているものでも、薬として効く量であれば許可にならないであろうし危険である。
 次から次へとダイエット法が売り出されるが、女性にとっては男性の育毛剤と同じような楽しみの一つなのであろうか。
 道は近きにありだ。しかし人は楽をしようとして金を掛けてかえって健康を損ねる。
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頭髪症に朗報?

 昔文学の世界で「言葉狩り」なるものが流行り、「時を駆ける少女」でも有名な筒井康隆氏などはそれをきっかけに断筆宣言なるものをしたと記憶している。
 医療の世界でも言葉狩り的な物が行われており、最近では「痴呆症」が無くなりその代わり「認知症」なる意味不明のものが使われだした。以前悪友と飲んだ折、せめて「認知障害」とでもしなければ、認知能力が非常に優れている人まで「認知症」と呼ばなければならないと笑った。
 この分で行けば、少しでもマイナスのニュアンスがあると感じられる病名はどんどん無くなるだろう。例えば「糖尿病」は「飢餓状態高耐性症」なんてなるかな。
 いわゆる「ハゲ」は病名とも言えるし、遺伝的な体質でも使われる。アメリカあたりではすでに、hair disadvantaged person(頭髪的に不利な人)なんて言い方も行われるいるそうだから、日本ではきっと「頭髪症」なんていうよっぽど意味不明の言葉になることが予想される。
 ヤブーも遺伝的に「頭髪症」の家系であるから、ロゲインとかリアップなる物を使おうかと思うが、そもそも髪を梳ったりする習慣が無いから多分毎日続かないだろう。
 ところでその「頭髪症」の患者さんに朗報である。アメリカではすでに使われている飲む「頭髪症」の薬が、いよいよ日本でも使えるようになった。ただし保険は利かず、一錠250円位になるようだ。
 私は基本的にはなるべく患者さんに使う薬は、自分で人体実験することが多いが、さてこの薬はどうしようかと少々迷っている。
 診療報酬引き下げの悩みはおそらく「頭髪症」には良くないのだろうが・・・・。

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寝る子は痩せる?

十分な睡眠をとれば体重増加の抑制に有効な可能性

提供:Medscape

睡眠遮断はホルモンを変換させ食欲を増進させることが短期ランダム化研究により示唆

Laurie Barclay, MD
Medscape Medical News

Reviewed by Gary D. Vogin, MD

【12月7日】睡眠遮断はホルモンを変化させるとともに食欲を増進させるという短期ランダム化研究の結果が『Annals of Internal Medicine』12月7日号に発表された。論説執筆者は十分な睡眠を取ることは体重増加の抑制に有効である可能性があると示唆している。

「げっ歯類やヒトにおける全断眠は過食症を伴うと考えられてきた」とシカゴ大学(イリノイ州)のKarine Spiegel, PhDらは述べている。「この40年間に、米国では自己報告される睡眠時間が2時間ほど短くなった」。

この2期間の2状態クロスオーバー臨床研究では、健康な男性12例を被験者として、エネルギー摂取量と身体活動量を管理した状況において、2日間の睡眠制限(1晩4時間)と2日間の睡眠延長に被験者をランダムに割り付けた。被験者の平均年齢は22±2歳、平均肥満指数(BMI)は23.6±2.0 kg/m2であった。評価項目は日中における血漿中レプチン濃度およびグレリン濃度の推移ならびに空腹感と食欲の自覚的評点であった。

睡眠制限中に、食欲抑制ホルモンのレプチンには18%の減少(P=0.04)、食欲増進因子のグレリンには28%の増大(P<0.40)、空腹感には24%の増大(P<0.01)、食欲には23%の増大(P=0.01)が認められた。特に炭水化物含有量の多い高エネルギー密度食に対する食欲が増大した。(増大幅33-45%、P=0.02)。

研究の限界としては、標本サイズが小さいこと、一般化可能性がないこと、エネルギー消費量を測定していないことが挙げられる。

「健康な若年青年における短時間睡眠はレプチン濃度の低下、グレリン濃度の上昇、ならびに空腹感と食欲の増大を伴う」と同著者らは記している。「さらに研究を行い、これまで認識されなかった肥満のリスク因子として、慢性的睡眠短縮が果たしている役割を検討する必要がある」

この研究は、米国立保健研究所(NIH)、シカゴ大学、欧州睡眠研究学会、ベルギー医学研究基金の援助を受けている。また、同著者らは金銭的利害の対立の可能性はないと報告している。

付随論説において、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センター(マサチューセッツ州、ボストン)のJeffrey S. Flier, MDおよびJoel K. Elmquist, DVM, PhDは、睡眠促進介入が食欲と体重に及ぼす効果を評価するために対照比較研究を計画するべきだと考えている。一方、同研究においてホルモン濃度と空腹感と食事摂取量との因果関係は証明されていないと同論説執筆者らは記している。コルチゾール、オレキシンなどの他の因子が睡眠および体重調節に影響を及ぼしている可能性がある。

「同知見に再現可能性および一般化可能性があることが証明され、睡眠短縮によるレプチンおよびグレリンというホルモンの変化が時間とともに食事摂取量を変化させるのであれば、われわれの社会で一般的な体重増加と肥満に寄与する環境因子に睡眠時間の長さを追加することができる」と同著者らは記している。「より良い夜間睡眠と運動量の増加の両者を行うように推奨することはエネルギー消費とエネルギーバランスという観点からは一見矛盾するようにみえるが、これらの簡単な目標は肥満との戦いに対する今後のアプローチの一環となるであろう」。

Ann Intern Med. 2004;141:846-850, 885-886 以上引用

 昔は「寝る子は育つ」をもじって、「寝る子は太る」とか言っていたんですが、ダイエットには睡眠がいいのかなあ。
 他に私の昔作った駄作に「肉恵まれっ子、世に幅がある」なんていうのもありました。
 以前ははただ余分なカロリーを貯めているだけだと思われていた脂肪細胞の様々な作用が明らかになってきますね。
 しかし消耗戦の季節のヤブーは、食べて寝る生活なのに通常より2キロぐらい太るのは何故だ。58Kgまで落としたのに60kgを超えたぞ。やはり最終的には適度な運動が必要なんだろうね。とほほ

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効果より気分?

20050929120009

最近巷ではコエンザイムQなるものが流行っている。私が学生の頃は、コエンザイムQを1日100mgほど飲むと、スポーツ選手の運動機能が高まること。しかし医療の現場では、心不全にしか保険適応がなくそれも1日30mgが使用上限あることぐらいしか知らなかった。
その後医者になってから、日本でのみ使われて効果がない医薬品の一つとして何かの本であげられていた。一時期生化学という基礎医学分野で活性酸素・フリーラジカルについて少々研究をした時は、脂溶性抗酸化物質としてしょっちゅう耳にしていた。
ところが近年抗加齢医学や美容内科なるものが、グローバルゼーションの流れのためか日本にもやってきて、美容によいとかでブームを呼んでいるようである。

コエンザイムQ自体は体内の代謝に必要な化学物質で、体内で合成される。
その作用としては、
●体内のフリーラジカルという反応性の強い物質の脂溶性消去剤の一つ
●ミトコンドリア内でのエネルギー生成・ATP合成に必要
●免疫刺激物質として機能し、抗体反応を高める
●心臓病を予防する
●抗癌作用を高める?
●慢性肺疾患の呼吸機能を高める
●高血圧、歯周病、肥満、心筋症などに有効
●スタチン系の高コレステロールの薬の副作用を減少
などがあげられる。

多く含まれる食物としては:内臓肉(心臓、レバー、腎臓)、牛肉、いわし、サバ、ナッツ類などがある。

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