藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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道は近くにあるが

 ここ数年は自分でもいわゆる「糖質制限」を実行している。
 
 内臓脂肪が増加してきて、グリコヘモグロビンA1Cが6.1になり「境界人」になったからである。

 また、昔から砂糖中毒で機能性低血糖があり、疲れたりイライラしたりし易かったせいでもある。

 糖質制限のおかげで、体重は学生時代の57㎏に減少し、内臓脂肪も標準なみになった。

 A1Cも5.3~5.6で落ち着き、ケトン体モーターも回り初めたためか、以前よりは気のせいか疲れ難いようだ。

 気分も多少は安定している。

 この食事法は2型の糖尿病の患者さんやメタボの人に勧めているが、実践している人はまだまだ少ない。

 ある2型の糖尿病の患者さんは、薬なしで私よりも血糖のコントロールがいいくらいだ。

 体重が順調に減ってきた女性もいる。

 しかしながら、理屈はわかっても実践までに至らない人も多い。
 
 ある2型糖尿病でやや肥満の方も、自己血糖測定装置も買われてちょこっとだけ開始したが、

 いろいろ付き合いがあったりで、1糖質1日130g以下の糖質制限食にまでは至らない。

 薬を内服してA1Cは6.5くらいであり、体重はほとんど減少しない。

 食事という環境をかえれば糖尿病は無いと同じで、体重も20才代のころに近づくはずなのに。

 道は常に近くにあるが、それを歩き続ける人は少ない。
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健康講座・40才以降の健康法


【11月30日・宇都宮】健康講座・40才以降の健康法

参加自由。無料

講師 林建良(りん けんりょう)塩野室診療所所長・「台湾の声」編集長 

時間 2008年11月30日(日曜)午後1:00から2:30まで

場所 宇都宮 護国会館

講師紹介

学歴 東京大学医学部第一臨床医学博士課程修了 医学博士

職歴 東京大学付属病院第三内科糖尿病担当医
   自治医大大宮医療センター内分泌代謝科
現職

メルマガ「台湾の声」編集長
塩野室診療所所長
在日台湾同郷会顧問
栃木県日台親善協会顧問
栃木県柔道整復師会顧問医師

著書 1,健康SOS (台湾にて出版)
   2,母親の名は台湾(台湾にて出版)
   3,日本よ、こんな中国とつきあえるか・台湾人医師の直言(並木書房)

主催 社団法人 栃木県柔道整復師会

問い合わせ 028-648-0502

『台湾の声』  http://www.emaga.com/info/3407.html


 下野新聞の記事でもびっくりしたが、林建良先生は本当に医者だったんだ。
 こんな講演会を開いて、しかも自治医科大学大宮医療センターに勤務していたことがあるとは知らなんだ。
 今度、後輩に噂を聞いておきます。(笑)
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グリコランが劇的に効いた糖尿病の1例

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 昔基礎医学に行ったある先生に、「薬は効かない」と「医者は患者の足を引っ張る」という2つの言葉を教わり、妙に納得した覚えがある。
 しかしたまには薬が劇的に効くこともある。

 図の症例はある肥満型の高血圧と糖尿病の合併症の患者さんのグリコヘモグロビンA1Cの経過である。
 やせるように運動と食事指導をしていたが、グリコヘモグロビンは6台で変移していた。体重は常に安定した状態を保っていた。

 今年の7月にグリコヘモグロビンを測定したところ7.4に上昇していた。しょうがなく私は「メトフォルミン」という、インスリンの感受性を改善しメタボリック症候群にも有効とされる糖尿病の薬を500mgほど処方した。

 次の検査日である8月23日のデータを見てもらいたい。空腹時血糖は100に低下し、グリコヘモグロビンも6.7に低下しているではないか。

 そしてなんと驚くことに、彼女が言うのには「済みません。どうしても薬を飲みたくなかったので、食事と運動に注意してがんばりました。御免なさい。」とのことである。

 そして今のところはその後もグリコヘモグロビンは低下を続け、ほぼ正常レベルに達している。

 このように糖尿病に対して薬の投与が劇的に効果を示すことがあるのである。しかも一度も服用せずにである。

 しかし賢明なる皆様に申し上げておきたい。
 この一例は健康食品が劇的に効いた一例と同じものかもしれない。
 くれぐれも処方された薬を勝手に中止されることの無いように。
 そして主治医に自分の情報をオープンに告げてくださるように。

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うまく行っているのを変えてはいけない

 先日ある患者さんがおよそ半年振りで来院された。糖尿病でグリコヘモグロビンが10以上の状態がしばらく続き、12台になったのでそろそろインスリン治療を勧めていた方である。しかしその方はインスリンが嫌で徹底的に節制され、奇跡的にグリコヘモグロビンが5.3ぐらいの正常に戻ったのである。そこまでは良かったが・・・。
 この度来院されたのは3日前から異常に喉が渇き、体重も10kg減っているという。血糖値は400近くあり、尿中ケトン体もたくさん出ている。
 これはとりあえずインスリン治療を開始すべき状態である。かくしてこの患者さんはあんなに嫌がっていたインスリン注射をその日から開始する羽目になったのである。
 あんまり調子が良かったのでもう治ってしまったと勘違いして、薬もやめて来院していなかったのが運のつきであった。
 またヤブーも忙しさにかまけて、来院されていないのにしばらく気づかなかった。これからは電子カルテ「ダイナミクス」の脱落患者検索システムを豆にチェックして、生活習慣病の患者さんの管理を徹底しなければ。反省。
 いずれにせよ、うまく行っている状態をむやみに変えるのは良くない。所謂「小泉改革」も調子に乗って、日本のよき部分を変えないように国民が監視しなければいけないかもしれない。

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