藪の眼には涙もでない

藪医者ヤブーのブログ 健康に関すること。独り言。 患者さんの話はフィクションです。

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本日の研修

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 本日当弱小クリニックのヤブー院長は、午後の診療の後小山地区医師会主催の講演会を聴講するために、小山グランドホテルまで出張して午後9時半ごろ帰宅いたしました。
 本日のお題は、「アルツハイマー病のワクチン療法」についてでありました。
 アルツハイマー病はよく知られているように、解剖学的には神経原繊維変化、老人斑、神経細胞死、脳萎縮を呈し、物忘れが中核症状で徐々に痴呆が進行する病気です。
 老人斑にはβアミロイド蛋白という物質が沈着し、それに対して免疫反応が起こり炎症が生じて、神経突起が変性すると考えられております。通常はアルファの部位で切断され、その後にガンマの位置で切断されるので分解されやすいのですが、最初にベータの部位で切断されてしまうと分解されにくい塊ができるようです。
 沈着したβアミロイド蛋白に対する抗体を誘導して分解するのが、「ワクチン療法」です。最初は合成βアミロイドに「アジュバント」と呼ばれる免疫増強剤を結合させたものを筋肉注射する方法が開発され、臨床治験が行われておりかなり有効な結果が得られていたのですが、残念なことに6パーセントの患者さんに髄膜脳炎が出現したために中止となりました。
 しかしワクチンを接種した患者さんでは、老人斑が消え、アミロイド蛋白に対する抗体が上昇した場合には認知機能の低下が緩徐になったため、副作用の少ないワクチンの開発が世界で競争されております。
 日本では国立長寿医療センター研究所長田平武先生らが、経口、経鼻ワクチンの開発を進めており顕著な副作用が無く、かなり効果が期待できるようである。
 あと十年くらいたてば、臨床の場でも使えるようになるかもしれない。
 しかしどうも私の認知症には間に合わないような気がする。やはりお茶のカテキンでお茶を濁しておくか。
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めまんちん?

 明日はどちらかというと余りヤブーの好きではない「介護認定審査会」がある。嫌いでも仕事であるから一応下調べをしていたら、「メマンチン」という薬が目に入った。アルツハイマー病の患者さんに使う薬のようであるが、日本ではまだ治験段階の様である。
 アリセプトという薬はすでに日本でも販売されているが、残念ながら劇的に認知症が治るわけではない。私も一応使っているが余り効かないような気がする。
 この「メマンチン」は欧米ではより重症のアルツハイマー病の進行を抑えるためにすでに用いられているようだ。
パーキンソン病やインフルエンザAで用いられている薬アマンタジンの誘導体だそうだ。しかし残念ながらこの治験の患者さんには余り効果がなさそうにみえる。ヤブーのような馬鹿に付ける薬は出来ないものか。
 
 だけどこの薬の名前の響きはなんかいいですな・・・

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